マイナンバーカードは、全国ではまだたったの2割にしか普及されていないようです。
いろんな勘違いや不安から手続きしていないようですが、これからはどんどん便利になっていきます。
メリット・マイナンバーカードと健康保険が一体化します。
2021年3月から、マイナンバーカードと健康保険証が一体化します。
大きな病院に行った時もカードをかざすだけで受付ができるので、対人受付が不要になりコロナ期でも安心ですね。
健診結果や投薬歴が連携され、突発的な事故などで急遽病院搬送された時でも持病などがわかるので正しい治療ができたりします。確定申告での医療控除の申請の際も領収書が不要になります。
ただし、これは勝手に記録されるのではなく本人の同意のもとになります。
そして、健診結果や投薬履歴は準備中のため、3月ではなく今年の秋とかもう少し先にはなります。
メリット・高額療養時の仮払いが不要
健康保険には、【高額療養制度】があるのをご存じでしょうか?
【高額療養制度】とは、事故などで医療費が高額になった場合、1か月の医療費の自己負担額を超えた金額が払い戻される制度です。
自己負担額の割合は、年齢や各所得によって変わります。下記は70歳未満の方の場合です。
現役並所得者Ⅲ(83万以上の方)・・140100円(多数該当)
現役並所得者Ⅱ(53万~79万の方)・・93000円(多数該当)
現役並所得者Ⅰ(28万~50万の方)・・44400円(多数該当)
一般所得者・・57600円(44400円多数該当)
低所得者Ⅱ・・24600円(被保険者が市区町村民税の非課税者である場合)
低所得者Ⅰ・・15000円(被保険者とその扶養家族全ての方の収入から必要経費・控除額を除いた後の所得がない場合)
以上が、個人が支払う金額なのでそれ以上にかかった金額の払い戻しの申請ができる制度です。
普通はいったんすべてのお金を支払った後に、高額療養費の申請をします。
そして申請が通って払い戻しがされるまでには、おおよそ3か月の日数を要します。
ですが、マイナンバーカードを健康保険証として一体化させておけば、高額療養費の申請をしなくても自動的に適用されるため前もって大金を支払う必要もありませんし、余計な手続きもしなくて済みます。
メリット・オンラインでの確定申告で65万円の控除が受けれる。
サラリーマンの人には関係のないことですが、個人事業主や副業をされている方で確定申告を毎年している方には大変お得な制度になります。
と、言いますよりも今まではオンラインでなくても65万控除が受けれていたのですが、今年2021年からは控除額が55万に下げられてしまいました。
マイナンバーカードと紐づけして、e-TAXで確定申告をすれば、以前のまま65万の控除がうけれますし、何といっても税務署に行かなくても、順番を待たなくても良いのですからこんなに楽なことはないですよね。
メリット・ゆくゆくは、運転免許証とも一体化される
これは、まだ日程が絞られていないようですが着々と準備は進んでいるようです。
そうなると、財布に入れるカードも少なくて済みますし、免許の更新の際の免許証発行にわざわざ行かなくてもよくなりそうです。
最後に、それでもなんだか不安という方へ
マイナンバーカードのICチップには、プライバシー性の高い個人情報は記録されていません。
カードに記載されている、名前、性別、生年月日、住所、顔写真のみになります。
運転免許証とほぼ同じですね。
不安に思っておられる方は、いろんな情報が入っていて、カードの紛失や盗難にあった場合の情報漏れを心配しているのかと思います。
万一 紛失・盗難にあった場合は24時間フリーコールセンターが対応しています。

マイナンバー総合フリーダイヤル
0120-95-0178
紛失・盗難に関しては、24時間365日対応しています。