自分のための年金「iDeCo」イデコ

生活

私はもう既に60を過ぎたので今更遅いのですが、まだ40歳50歳の方なら将来後悔しないためにも【iDeCo】について考えてみても良いかと思います。

もちろんご存じの方も多いでしょうし、すでに利用している方もおられると思います。

iDeCo(イデコ)とは?

iDeCoとは、「自分で入る自分のためのもう一つの年金」になります。

自分で掛け金を決めて運用方法を決めます。そして、掛け金と運用益の合計を給付金として受け取ります。

国の年金は私たちが掛けているお金で、親世代に年金を支払っています。私たちの年金は、子供たちが現在私たちのために欠けている年金から支給されます。

年金

こどもの数が減れば減るほど親世代の年金額は少なくなるということになります。

そこで将来減るであろう年金の補助となるのが、iDeCo(イデコ)になるわけです。要するにプラスαですね。

iDeCo(イデコ)のメリット

① 定期預金や一般の投資信託は運用益(利益)に税金(源泉分離課税20.315%)がかかりますが、iDeCo(イデコ)は非課税になります。

② 掛け金全額が所得控除の対象となり、例えば毎月1万円を掛け金として支払っている場合、所得税(10%)住民税(10%)とすると年間24000円、税金が軽減されます。控除の手続きは、確定申告をするか企業に書類を提出するかは各自の環境に伴いますのでご確認ください。

③ iDeCo(イデコ)は年金か、一時金かの受け取り方法を選択できます。年金として受け取る場合は「公的年金等控除」一時金として受け取るときは「退職所得控除」の対象になります。

老夫婦

iDeCo(イデコ)の仕組み

iDeCo(イデコ)に加入できない方もありますので注意が必要です。

〇 農業者年金の被保険者 国民年金の保険料を免除されている方 勤め先の企業で確定居室年金に加入しているか等です。

iDeCo(イデコ)の掛け金には上限があります。

自営業者 月6.8万(年額¥81.6万)

会社に企業年金がない会社員

月¥2.3万 (年額¥27.6万)

企業型DCに加入している会社員

月¥2万(年額¥24万)

DBと企業型DCに加入している会社員

月¥1.2万(年額¥14万)

公務員等

月¥1.2万(年額¥14.4万)

第3号保険者(専業主婦・主夫など) 

月¥2.3万(年額¥27.6万)

け金は月¥5000から始められ、¥1000単位で自由に決める事ができます。

運用商品は自分で選ばなければならないので、許容するリスクのレベル感や目標利回りなどを考えて設定し、定期的に見直して、必要に応じて運用商品の変更を行うようにしましょう。

iDeCo(イデコ)の給付について

① 一時金として受け取る・・・60~70歳までの間に一時金として一括で受け取ることができます。

② 年金として受け取る・・・年金として受け取る場合は有期年金となり、5年以上20年以下となります。受給権が発生する年齢(原則60歳)になると5年以上20年以下の期間で運営管理機関が定める方法で受給されます。

③ 一時金と年金を組み合わせた受け取り方もできます。

受給開始年齢

60歳から年金を受け取るには、iDeCo(イデコ)に加入していた期間等が10年以上が必要です。通算加入期間が10年未満の場合は、受給開始年齢が繰り下げられます。

老夫婦

10年以上⇒60歳受給

8年以上10年未満⇒61歳受給

6年以上8年未満⇒62歳受給

4年以上6年未満⇒63歳受給

2年以上4年未満⇒64歳受給

1月以上2年未満⇒65歳受給  となります。

やはり、始めるのは早いほうが良いですね。最低でも50歳かな?

注意すること

加入者手数料がかかります。掛け金納付の都度105円

国民年金の未納発覚月には、iDeCo(イデコ)の掛け金を返却(還付)するので、手数料として還付金のうちから¥1048が差し引かれます。

iDeCo(イデコ)の運営上必要となるサービスを提供していることから、その対価として手数料が設定されています。

また、別に事務委託金融機関の手数料が別途かかります。

最後に持論として

本当は役に立つことだと思って書き始めたのですけれど、本当に必要なのかな~って最後になって思いました。

運用利回り1%でシュミレーションしてみたら、50歳から毎月1万円ずつ拠出しても60歳からもらえるのは10年間毎月1万円になってしまいます。運用益は10年で6万ほど。運用利回りの高い商品になると、それなりにリスクも伴います。

それでも定期預金や積立預金では、0に等しいのでましかもしれませんね。どうしても自分では貯めれない人には良いかもしれません。60歳までは下ろすことができませんから。

若い人で貯めてもついつい出しちゃうっていうような人には、向いてる商品かもしれません。税金の控除もありますし。

まずはご自身でシュミレーションしてみてくださいねhttps://rokin-ideco.com/setuzei/

一番最後にシュミレーションするところがあります。