最近人気の御朱印集め、その意味とマナー

御朱印神社巡り

私の知人も最近御朱印集めを始めたようですが、私はあまり詳しく知りませんので少し調べてみました。

御朱印とは?

御朱印とは神社やお寺で参拝した証としていただく印章・印影のことで「神仏とのご縁の記録」になります。

起源とされているのは13世紀前半に、日本全国66国を巡礼し1国1か所の霊場に法華経を1部ずつ納める「六十六部」と呼ばれる巡礼になります。

江戸時代以前は今のように神社や寺院の境界線が明確には分かれていなかったので、神社・寺院のどちらが起源という区別はありません。

寺社の印を「御朱印」と呼ぶようになったのは、昭和の初期からだといわれています。

御朱印帳

御朱印帳はさまざまのところで入手することができます。一部の文具店やインターネットでも購入できます。

最近はブームということもあって、多くの寺社がオリジナルの御朱印帳を用意されていたりします。

用意している寺社では社務所や授与所で購入することができます。

御朱印帳

御朱印帳には、蛇腹と呼ばれるアコーディオンのように折り畳みができるものと、和綴じと呼ばれる普通の本のようなものの二種類があります。

ちなみに御朱印帳はあくまで御朱印をいただくためのものですので、その隣に観光スタンプを押したりすることのないよう気を付けてください。

保管方法としては、御朱印は紙に墨で書いていますので湿気や油分は厳禁です。漫画や雑誌とは一緒に置かず専用の場所をつくりましょう。

神社での参拝方法

1)鳥居の前で一礼して、端のほうからくぐります。

2)  手水舎で身を清めます。左手を洗う⇒右手を洗う⇒口をすすぐ⇒再度左手をあらう⇒柄杓の柄を洗う

3)「二礼二拍手一礼」でお参りをします。お賽銭を入れる⇒鈴を鳴らす⇒二度お礼をする⇒二度手をたたきお祈りをする⇒一礼をする

神社

4)御朱印をいただく(300円から500円)

※ 神社によっては異なる場合もあります。

お寺での参拝方法

1)山門の前で合掌して、敷居をまたいでくぐります。

2)手水舎で身を清めます。 お焼香⇒お賽銭を入れる⇒一礼して合掌しお祈りをする。⇒一礼する

お寺

3)御朱印をいただく(300円から500円)

※ 神社とは違って拍手をしてはいけません。

注意点やマナー

1)記念スタンプやコレクションのように考えない事。参拝をすることで社寺との「縁」を深めていくという神聖なものです。

2)神様や仏さまがいる場所へ伺うので、食べ歩きや勝手な撮影・動画を取りながら歩くといった行為をしないことです。

3)御朱印は手書きなので、ひとつひとつ違ったものになりますので、本の通りに書いてほしいなどというような無理なお願いはしないようにしましょう

4)御朱印をお願いしたら、静かに書き終わるまでまちましょう。書かれている間に話しかけたり、じっと見ていたりすると書く方が集中できなくなってしまうこともあります。

5)御朱印に書かれている意味や内容がわからないときは、たずねてみるのも良いかと思います。書き終わったあとに聞いてみるとその寺社の文化や歴史に触れることができるかもしれません。

あくまでも混雑状況などをみながら、ほかの方に迷惑のかからない程度のマナーは守ってくださいね。

便利なツールがあります。

iPhoneのスマホをお持ちの方は apple store のアプリで御朱印マップというのがあります。

全国の寺社のうち御朱印を貰える寺社だけを掲載した御朱印集めに特化した地図アプリです。

寺社の位置がわかるだけでなく、貰った御朱印を写真に撮り記録することもできます。

御朱印

アンドロイドの場合はインストールできないので残念です。

ちょっと高価ですが、品のある神聖な場所にぴったりの御朱印帳

 

こちらは透明のカバー付きで多少の雨の日も気にせずに持ち歩き出来そうです。

 

ちょっと変わっていてかっこいいタイプの御朱印帳

 

いかがでしたか?

すでに御朱印帳が数冊目という方もおられると思います。

最後に

御朱印は寺社を参拝した証で、それぞれの寺社にまつられた神仏とのご縁の証でもありますので、いくつもの寺社を参拝することで様々なご利益や効果が期待できるとされています。

マナーを守って謙虚な気持ちで参拝を続けると、幸せが待っているかもしれませんね。