前回からの続きで、おじさんが一か月後には住まいを探して猫を連れていくと言っていたのですが、約束の5月はとっくに終わってしまい、2か月目に入っています。
ネコのほうはと言えば、けなげに毎日待っています。
おじさんも一応毎日餌(ごはん)だけはあげに来ています。
やはり一度離れてしまえば気持ちも薄くなってしまうのでしょうか。
周りに兄弟がいればさみしくないし、環境も変わればねこなんていなくても平気になるんでしょうね。
でも、一度一緒に過ごしたネコは寝床のあたたかさも知ってしまい雨にぬれず、冬の寒さの中も暖かい布団の中で眠れることを知ってしまえばかなりかわいそうですね。
それならはじめから知らないほうが良かったとも思えます。
次の住居が見つからないのか、見つかっても引き取れないのか。
私たちが見ている環境は会社の倉庫なので、土日は行きませんし隣のガレージは閉まったままです。
作ってあげた家には雨の日には入っていますが、いつもかどうかはわかりません。
小さな家ですので、雨は吹き込みます、どうすることもできないけれど。精一杯の援助をしています。
コロナ化の中では路上生活をやむなくされている若者も多いと聞きます。
人間ですら大変なのにねこ一匹にかまってはいられないのかもしれません。
自分が裕福であればそれも可能でしょうが、他人やどうぶつのことまで面倒見るくらいの生活はできていないので偉そうなことは言えません。
かわいそうだとはおもいながらも、できる事だけはしてるつもりです。
我が家の猫の面倒を見ることだけでも精一杯です。
とにかく元気であと数年過ごせることができるか、、、そして看取ってあげることがきちんとできるか。
ほかのことよりもまず我が家のことをしっかりとしないといけませんね。
本日の「ドラちゃん」は、目の上の人間でいえば眉毛のあたりを少しケガしていました。大したケガではないのですが、あきらかにけんかで作ったケガのようです。
野良猫はそうしてたくましく生きるんでしょうけれど。今日もどこかからやってきました。
テリトリーがけっこう広いかもしれません。
などと書いているうちに日が経ってしまい6月の話が7月になってしまいました。
残念なことに隣の倉庫の家主さんが、私たちの作った猫の小屋を処分してしまいました。
当然といえば当然なんでしょうけれど、自分の倉庫の前に変なものが置いてあるのは気分もよろしくないでしょうと思います。
それからは小屋もなくなり、ここのところの梅雨真っただ中の雨の続く中、ドラはどこで過ごしているのでしょう。
当然雨の日は呼んでも出てきませんが、少しの晴れ間のある時は何回か呼んでいるとどこからともなく現れます。
声の聞こえる範囲内に潜んでいるのかもしれません。
天気の良い日は木の廃材の中で、暑さをしのいでします。
おじさんはいまでも毎日餌だけは置いて行ってますが、一向に引き取る気配はありません。おじさんの生活もきっと大変なんでしょうね。
家も小屋もなくなってしまったドラですが、ご飯があるだけましなのかもしれません。がんばって生きていってほしいです。