㉒ 47都道府県 長崎県 壱岐島 ②

壱岐島一人旅

2日目の壱岐島は、ガイドさんなしの単独ドライブです。

「午後二時から公民館で神楽(かぐら)があるから行けたら行ってみてください」と平山旅館さんから案内されましたが、ナビでは行けずとうとう場所さえ見つけることができませんでした。

確かに見つけづらいとおっしゃっていましたので、ご縁があれば伺うということにしていたのですが、ご縁がありませんでした。

辰ノ島クルーズ

この日は勝本港から朝10:00発の辰ノ島遊覧船に乗船しました。周遊だけでしたら¥1500ですが、上陸する場合は¥2000となります。

クルーズ船

春馬君も上陸して絶景に感動していましたので、私も上陸券を購入しましたが降りたのは私一人でした。

偶然にも平山旅館さんでの朝食時に、ご一緒だった女性の方も乗船場に来ていましたので声をかけて少しお話をすることができました。

彼女も大阪からの一人旅でした。結構大阪からの人が多いようです。

前の日にもクルーズに乗って辰ノ島に上陸したそうですが、海がけっこう荒れていたので内海しか廻れなかったということもあり、時間調整も含め周遊券を購入したということです。

今回は、少しだけ外海から辰ノ島の空洞などを見ることができましたが、それでも立って撮影するのは難しいくらい揺れました。

船長さんも前日とは違う人とのことでした。

すごくゆれているのでみづらいですが、遠くはもっと海が白く波立っていてとても怖い感じがしました。

蛇ケ谷

船の中では知り合った彼女に詳しくお話を聞かせていただくことができたので、不安なく島の散策ができましたが、島の方は何も言ってくれませんので彼女の話を聞いていなかったらとても不安だったかもしれません。

島には狸の餌をあげたり、島に上がるゴミの清掃をされている方が日中おひとりおられます。

船長さんが、「島にひとりいるのでわからないことがあったらその人に聞いてください」と言われただけでしたので「こんな狭いところを歩いて行くのかな~?」って思うでしょうね。

辰ノ島

赤丸印のところで船をおりてずっと細い細い道を歩いて建物のあるところにたどり着くと男性の方がおられたので、どうやっていくのか聞いたら、「ふつうは向こうから行くのだけど、今は潮が満ちてるからこっちから行くとよい」といって、杖も貸し出してくれました。夏は海水浴もできるとか・・・

杖

杖があるほうが楽だからってことです。

そして、砂浜に野生のシカの足跡があることや、野生の狸を見せてくれました。

たぬき

毎日12:00に餌をあげているそうです。人間を警戒してはいるものの餌をもらえるので、集まってきていました。

私の姿は見慣れない人間なので、相当警戒していました。

杖をもらって狭い山道をひとり登っていきましたが思っていたより遠くはなく、60を過ぎた私でも十分に登りきることができました。

頂上の写真をとりましたが、日本製では春馬君が杖をたてて写っていましたよ。同じ景色を見ることができて大変満足しました。

辰ノ島

辰ノ島

辰ノ島

辰ノ島

頂上

辰ノ島

写真の撮り方がまずかったのですが、同じ位置だと思います。それにしても、一人っきりで登ることに少々の不安はあるにしても大勢の人が周りにいるのとは全く違って、とても爽快な気分になれました。

自然の美しさに感動し満足し、帰りの船に間に合うように下山しました。おおよそ一時間余裕がありますので登って降りてくるとちょうどよいくらいでした。船の時間を逃すとさらに遅くなるので気をつけましょう。

階段も作ってありますので、登るのは簡単ですが結構な段差なので降りるのには気を付けないと危ないと思います。

どこの力を入れてのかわかりませんが、戻ってきてからは足よりも両腕が筋肉痛になっていました。杖をもっていたからでしょうか。

へそ石

壱岐の中心部の道しるべとされてきた「へそ石」

へそ石

國片主神社

壱岐七社の一つ 少彦名命(一寸法師)がいる神社。境内には3つの鳥居があり、「願掛け鳥居」と言われたいます。

国片神社

左に移っている小さな鳥居ですが、ここをくぐるのには多少勇気がいりますよね。ほぼ寝そべってくぐらないと通れませんから。

国片神社

国片神社

回すと運気が上がるという招き猫が人気のようです。少し重かったですが、運気アップのためしっかり回してきました。

国片神社

鬼の窟古墳

六世紀後半頃に築造された円墳です。石室は前室・中室・玄室の三室構造両袖式の横穴式石室で前兆16.5m

島内では最大の石室を持ち、2番目の大きさだそうです。王手長男神社

洞窟

入り口の横にスイッチがあり、押すと電気がついて中が見えるようになっています。消しわしれませんように!

洞窟

鬼の足跡

鬼の足跡(鬼が踏んでできたという巨大な大穴)のあるところです。

鬼の足跡

鬼の足跡

下を見ると透き通る海に吸い寄せられるようです。

鬼の足跡

周りは広々とした高原で、現実逃避してしまいそうな素晴らしい景色が広がっています。しばらくここで、何も考えずにひとやすみ!

鬼の足跡

壱岐の伝統工芸品 鬼凧(おんだこ)

最後に春馬君がお土産として頂いた鬼凧をみつけたので自分のお守りとして購入して帰りました。

毎年5月のゴールデンウイークに芦辺町にある左京鼻の断崖の岬で鬼凧あげが開催されているそうです。今年は無理だったかもしれませんが来年(2022年)は行われるかもしれませんね。

おんだこ

これで今回の壱岐の旅は終わりましたが、今までで一番充実していて一番楽しかった旅行になりました。

帰りは壱岐空港からの飛行機が30分以上遅れるというハプニングもありましたが乗り継ぎに支障もなく無事大阪に戻ることができました。

壱岐島 とても素敵なところなので是非行かれることをお勧めします。