2022年の初もうでは、少し時期をずらして1月15日に行きました。
ちょうどその日は住吉大社の初辰参りの日でしたので、商売繁盛祈願も兼ねてお参りすることにしました。
住吉大社の初詣
住吉大社は、子供のころから毎年初詣に行っていました。
すごい人ごみの中を、家族で迷子にならないように太鼓橋を渡り、正面にある第三本宮にお賽銭を入れてたくさんある屋台をまわるのが楽しみでした。
私は無宗教でもあるし、神社仏閣について興味もなかったので、何も知らずこの年まで過ごしてきましたが、今年に限って妹が「初辰参りに行こう」って言ったのでいろいろ調べてみました。
知ってる方も大勢おられるとは思いますが、住吉さんの第一本宮は一番奥にあったのをこの時初めて知りました。
お参りは第一本宮から順番にするのだそうですが、写真の地図のように入り口も左側の大海神社側から入るのだそうです。
電車で行けば、住吉大社駅を降りてまっすぐ行けばすぐに鳥居が見えますので、みなさんこちらから入られる方がほとんどです。
今回は1月15日ということもあって、多少の人ではありましたがお正月のようなことはありません。
ゆっくり歩ける境内を、「見世物小屋があったなー」などと昔を振り返りながら歩きました。
あちこちに、見どころがあります。
この少し先には白い馬(神馬)がいて、正月には餌を与えたりすることができたのですが、この日は不在でした。馬も何回も代変わりをしているようです。
初辰参り
初辰参りは、毎月最初の辰の日4つの社にお参りをすると願いが叶うといわれています。
種貸社(たねかししゃ)資金調達・子宝・知恵
楠珺社(なんくんしゃ)商売発達・家内安全
ネコ好きな私としては、大変興味のある社でした。
浅澤社(あさざわしゃ)美容・芸能上達・機転・愛想・女性守護
大歳社(おおとししゃ)集金満足・諸願成就
上記の4社にお参りをする住吉大社(大阪市)の参拝方法です。
商売発達と家内安全に最強なご利益があるといわれています。
4年を一区切りとして48回(48か月)続けると満願成就になります。
4年を一区切りとしているのは、四十八辰(しじゅうはったつ)=始終発達から由来しています。
なかなか、毎月を4年というのは近ければともかく遠い方には大変難しいことでありますが、たった1回でもお参りすると効果はあるといわれます。
令和4年の初辰参りの日程は、すでに終わりました1月15日(土)に始まりまして、
2月8日(火)
3月4日(金)
4月9日(土)
5月3日(火)
6月8日(水)
7月2日(土)
8月7日(日)
9月12日(月)
10月6日(木)
11月11日(金)
12月5日(月)となります。
浅沢社(あさざわしゃ)と大歳社(おおとししゃ)は、住吉大社をでて少し歩きますので知らない方も多いかと思います。
わたしなどは、全く知りませんでしたので新しい発見を十分楽しむことができました。
と、言いましても以前に47都道府県で大阪の戎神社に行った際に一度来ていますが・・・
都合の良い日に、一日だけでもお参りしてみてはいかがでしょうか?
住吉さんの見どころ
ほかにも見どころがあります。
① 反り橋(通称:太鼓橋):少し急な階段ですが、そこが良いとこなんです。
② 五所御膳(ごしょごぜん):第一本宮南側にある「五所御膳」という場所で【五】【大】【力】と書いた石を拾いお守りにすると願いが叶うという信仰があります。
願いがかなった石のお返し方法は、近所の小石に自身で感謝の気持ちを込めて【五】【大】【力】と書き、五所御膳で拾った石と共に倍返しにしてお返しします。
私は昨年拾ってきましたが、まだまだ願いは叶いそうにありませんので、部屋に大事に飾ってあります。
おもかる石:大歳社(おおとししゃ)の境内にあります。
願い事が叶うか否かを占う霊石。占い方はまずお参り(二拝二拍手一拝)次に石を持ち上げ重さを確認。次に石に手を添えて願掛けをして、もう一度石を持ち上げます。
2回目に持ち上げた方が軽く感じればその願いは叶うといいます。
一寸法師のお椀:昔話で有名な「一寸法師」は、住吉大神の申し子だったそうです。
室町時代後期から江戸時代初期に成立したといわれる物語集「御伽草子」に出てくる説話で、子供に恵まれない老夫婦が住吉の神様に祈願すると授かった子供が一寸(3.3㎝)しかなかったというお話です。
展示してあるお椀には、入れるようになっていますので妹に入ってもらいました。ゆっくり、境内を歩ける時でないとなかなか見つけることができません。
と、いうよりもさっさと歩くと、ついつい見逃してしまうんですよね。
住吉兎(すみよしうさぎ):第四本宮前にあり「なでうさぎ」とも呼ばれています。
住吉大社の鎮座が辛卯年卯月卯日(卯を兎として)兎は神様のおつかいとされています。
兎の身体をなでて無病息災をお祈りします。
今回も、確かどっかにうさぎがいるはずなんだけど・・・といいながら歩いたのですが見つけることができなかったのです。
第四本宮といえば、有名な第三本宮のすぐ隣なので見えないはずはないのですが、見逃してしまったんです。
不思議ですよね。ですので、2月の初辰参りにも行って三度目の正直で見どころ全部を見ることにします。
誕生石:源頼朝の寵愛を受けた丹後局(たんごのつぼね)がここで出産した場所として伝えられ、その子が薩摩藩の島津忠久公です。
丹後局は、北条政子によってとらえられ殺害されそうになるところを、家臣の本田次郎親恒(ほんだじろうちかつね)によって難を逃れ、本田次郎親恒が住吉明神に祈る中、傍らの大石を抱いて男児を出産しました。
この故事によって、住吉社頭の力石は島津氏発祥の地とされ「誕生石」の聖地に垣をめぐらせ、この小石を安産のお守りとして信仰されています。
まだまだ、たくさんありますが、興味のある方は住吉大社のホームページをご確認ください。
近くの美味しいごはん処
住吉大社駅近くには、いろいろとお昼を食べれるところがたくさんあります。
今回は、少し変わった豆ごはんの【廣田屋】さんに行きました。
駅をでて線路の高架下を右に71m(約2分)歩くと廣田屋さんがあります。
外のメニューは、少々値段が張りますが、中に入るとランチメニューがあります。
こちらの豆ごはん定食で税込み900円です。他にお刺身定食や、てんぷら定食などありました。
豆は、えんどうではなく大豆になります。うす塩加減がちょうどよく美味しくいただきました。
参拝の帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。