47都道府県の旅は、今回の宮崎県を除くと残り11県。ここで、スピードダウンです。2020年の11月の兵庫県からスタートしてもうすぐ丸2年になります。
春馬君の日本製は、4年をかけて廻ったそうですが確実に4年はかかりそうです。
宮崎県 かぐら面づくり
福岡空港からレンタカーで熊本を経由して宮崎県に行きました。
宮崎の有名なところに行くには、かなりの距離が必要になりますが今回の目的地は高千穂にある神楽面造りの省悟さんに会うことが目的でしたので、そんなに遠くはありませんでしたよ。
どちらかというと、人見知りな私は以前のような失敗をしないために、お電話をしてから出かけました。
と、言いましても前日の夕方だったのですが、お電話をして「突然ですが、明日お伺いしても大丈夫でしょうか?」と尋ねたところ快くOKのお返事をいただき、安心して訪問することができました。
現場は、田舎道で一般の住宅なので少々不安にもなりましたが、時間を伝えておりましたので、省悟さんが表に出て待っていてくださいました。
天気も良く、のどかな風景です。
当時29歳の省吾さんは、現在35歳になっておられますが、若いな~って思いました。
若いからこそ気さくにざっくばらんに、たくさんのお話をしてくださいましたし、いろんな素敵な思い出のものも見せてくださいました。
当時と同じ場所で、写真を撮らせてくださいました。
コロナで世間的に大変な時期も、春馬君の日本製のおかげで普段は購入するはずのない一般のお客様が自分の作品を買ってくださるということに、大変感謝をされていました。
ですが、生活をしていくためにはお面づくりだけでは難しいと、試行錯誤をされています。
春馬君が、すごいノミの数ですねって感動したノミ・・・本当にたくさんありました。ここで、毎日お仕事をされています。
二匹飼っているネコちゃんの、こちらの子は良く仕事場にはいいてくるそうです。たまにやらかしちゃうそうですよ。
昔の人は、伝統を守ることしかしませんが、今の若い方たちはみなさん、いろいろと伝統を活かしながら何か新しいものができないものかと思案されているようですね。
ひとたび話せば、何でもなく言葉が出てくるのですが、会うまで、電話をかけるまでの勇気がとてもたくさんいります。
でも、今回の旅では勇気を出してよかったと心から思えます。知らない世界の人と会話をすることの楽しさも感じましたし、日本製の旅の充実感も味わうことができました。
こちらは、これから郵送するという【手力雄命(たちからおのみこと)】だそうです。
省悟さんは、イベントなどで全国に出かけられますので不在のことが多いそうです。今回は、前日にお電話したにもかかわらず偶然にも自宅におられるというラッキーな展開に安堵しています。
イベントに向けて、大きな【手力雄命(たちからおのみこと)】を頑張って制作中とのことです。裏面を見せていただきました。
次回は、大阪の【阪急 梅田百貨店】だそうです。期間は11月9日(水)~14日(火)まで開催されるイベントに参加されるそうです。
関西の方は、是非行かれてみてはいかがでしょうか。
最後に、2匹の猫ちゃん。相互に仲は良くないそうです。(笑))
観光名所 高千穂峡
そして、いつものごとく宮崎県の観光名所も行ってきました。有名な高千穂峡ですが、月曜日にも関わらず大勢の観光客で大変にぎわっていました。
滝のそばまでボートで行けるのですが、お互いのボートがぶつかりそうになるくらい混んでいましたね。私は乗らずの傍観者ですが。
川や景色を見ながら散策できて、良い運動にもなりました。駐車場はあちこちに何か所かあり料金はまばらです。私が止めたところはボート乗り場の近くでしたので、500円しましたが400円のところもあります。
近くには高千穂神社もありますので、参拝してから行ってもいいかもしれません。
熊本県 上色見熊野座神社(かみしきみくまのざじんじゃ)
福岡空港へ戻る道中で、SNSでにわかに有名になってきた上色見熊野座神社に行ってきました。
道路を挟んで向かい側に広い無料の駐車場があるので、ゆっくり参拝することができます。
アニメ映画【蛍火の社へ】の舞台となり、有名になったので海外からの参拝客もいるそうですが本当にひんやりとした空間で神秘的でした。
200m近くある参道にたつ燈籠を横目に見ながら階段を上っていきます。
ようやくたどり着いた先の本堂でお参りを済ませますと、更に左端に階段があることに気が付きました。
予備知識もなく訪問しましたので、まだ、上があるのなら登ってみようと単に思っただけなのですが、感動しました。
登り口には、貸し出し用の杖が数本用意してありますので、利用されるとよいかもしれません。
少し息を切らしながら登った先に見えたのは、「え? あれはなに?」って感じで一瞬立ち止まって考えてしまった景色でした。
なんせ、全く知らずにきたものですから逆に感動が大きかったのかもしれませんね。
そこは、阿蘇の大明:神健磐龍命(たけいわたつのみこと)に追われた鬼八法師が山ひだをけ破って逃げたといわれる、縦横10メートル以上ある大風穴岩(うげといわ)というものがあります。
なんとも、不思議な感覚でした。
写真では、美しさやすばらしさを伝えきれないのが残念でなりません。
感動しての帰り道、階段を下りていくと本堂まで登るのもやっとそうなお年寄りを何人か見かけました。
思わず、上までは大変ですよーって言いたくなりましたが、ぐっ!と我慢しました。