彼女は野良猫ですが、どこかの方に首輪をつけてもらったみたいです。
ですが、毎日おじさんのお布団で寝ています。おじさんところで、食事をして、毎朝目やにであかない目をきれいにしてもらって、快適な日常を送っているようです。
仕事に失敗して無一文になったおじさんですが、ある人のお世話になりガレージの中にある3畳ほどの一室で暮らしています。新聞配達をして生計をたてながら、猫の世話をしています。
はじめは、全く猫など飼ったこともなく未知の動物だったみたいで、エサも人間のごはんや、お好み焼きなどあげていたので、猫の体にはよくないと伝えるとある時からキャットフードになっていました。
毎日おんなじ物であきないのか?と聞かれましたが、人間じゃないのでそんなことはないのではないでしょうか?と伝えました。
こんな時に、悩むのが避妊であったり、予防接種であったりなのですが室内飼いができる状況ではありませんし、人間界の風習みたいなのを押し付けてもよいものか?という葛藤みたいな疑問です。
私は、毎日会うわけでもありませんし、おせっかいを焼くほど親しくもありません。彼女とおじさんが幸せであればいいのかな?とも思います。
最近は、寒くなってきたのでほとんど見かけなくなりました。おじさんの布団の中で丸まっているのでしょう。「毎日、話し相手もいないから、こいつだけが友達やねん!」 お互いがお互いを頼って生きているのですね。
動物は、いろんな形で人間を癒してくれます。単に、いい飼い主を見つけたわ~!っていう猫の心情でもないでしょうし、暖を取るためだけにおじさんの体の上に乗っかってるとしても、信頼してるからこそやってくるのであっておじさんにとってはかわいいやつ!になるのでしょうね。
本来警戒心の強い動物のはずですから、よほど信頼しているのでしょう。目やにが出るってことは、何らかの病気かもしれない。。。とは思いつつ、自然界の動物は自然のままでよいと思います。
我が家の、室内飼いの猫たちも見ていられないので何度か病院に連れて行きましたが、治る病気であればよいけれどそろそろ寿命なのにであったり、治癒は無理ながんとかであっても手術までするのはどうかと思います。
いつも思うのは、人間のエゴという感情です。自分がさみしいから、自分が悲しいから生きていてほしいとかいう感情!
ま、人それぞれに考え方がありますので他人がとやかく言う問題ではないですよね。予防注射しないといけない!避妊しないといけない!という人間社会での彼らは、結局「器物」として扱われるのですからね。
ある人にとっては、何物にも替えがたい家族でもあるのですが、ある人にとっては有害な家畜であることもしかり。